「おい、お前誰だ?」

後ろから低く少しドスのきいた声が聞こえた。

「え~と、凛です。あなたは?」

「俺の名はリュウだ。」

彼はリュウと言う名前にぴったり合う外見だった。

エメラルドの髪に、金色の鋭く光る瞳。

そして何より…

「お前、ここのヤツじゃねぇだろ?
 だったらさっさと出ていけ。」

この性格。

それができてれば出ていってるって!

するとまた別の声が聞こえてきた。

「相変わらずリュウは冷たいんだから~…。
もう少しマシな言い方があるでしょ。
初めまして、サラです。」

リュウとは、まるで正反対の性格でふわふわした女

の子。

金色の髪に少しかかったウェーブ、見るものすべて

をひきこんでしまいそうなブルーの瞳。

「は、初めまして。凛です。」

少し緊張して返事をした。