それはともかく私達は暗号の意味を考える

ことにした。

Γところで?暗号を解くんだろう?
南天と満月の意味を…。」

何でも見透かしたような顔でニンマリとレイラ

が笑う。

Γそこまで分かってるんなら話は早い。
レイラ、あんたなら知ってるんだろう?」

リュウもまるでレイラが何かしら情報をも

っているのを知ってるかのように問い詰める。

そんなリュウに“やれやれ”とやや呆れたような

顔を見せると、レイラは再び話しだした。

Γわたしは何も知らない。」

Γなっ!」

Γただ、この子達なら何か知ってるかもしれな
いね。」

そう言うとレイラは双子達をみて、またニヤリ

と笑って見せた。

それってどういうこと?