「この人達はね、お友達じゃない。
ただの知り合いさ。」

レイラがそう言うと、双子は納得したのか少し

落ち着いたようすだった。

「さて、一応紹介しておこうかな?
私はレイラ。この家の主人だ。
こっちの双子は、女の子の方がリオンで、
男の子の方がシオン、それと本を読んで
いるのがジンだよ。」

彼はレイラの声に少し反応してあたまを

上げるとしばらくの間こちらを見つめて

Γ…よろしく。」としゃべった。

それ以後は全くと言っていいほど言葉を

話さない。

う~ん…謎だな。