で、リュウは何でかと言うと、

「俺?俺はああいうめんどうなヤツが1番嫌いだからな。」

だった。

うん、確かにめんどうだよね。

ごめんなさい、フォローできません☆

でも…

「でも、話くらい聞いたげようよ。」


私の提案に正反対の反応を見せる2人と1人。

もちろん、リュウとサラは嫌そうな顔。

一方でお兄さんは輝いた瞳をこちらに向けてくる。

「ありがとう!!なんて心優しい少女なんだ!
お嬢様さんお名前は?」

先ほどのテンションが回復したお兄さんに半ば押さ

れ気味になりながら、答える。

「り、凛です…。お兄さんのお名前は?」

「あぁ、名乗るのが遅れたね。僕はカイル。」

うーん、見れば見るほど無駄美形。