「問題はどうやって宝石を見つけるか、だな。」

悩んでいると、またどこからともなく声がした。

「おや、おや?お困りのようだね?
どうだい、ここは一つこの僕に頼ってみては?」

え~と、なんて説明したらいいのかな?

金色の髪で、瞳がブルーで、そこそこかっこいい顔

だちなんだけど…なんか残念な感じ?

一言で言うと、喋んない方がいい。

リュウとサラはどんな顔してるのかふと気になる。

「なぁ、サラはどう思う?」

「うーん、ここは…」

まるでここに何も存在していないかのように

振る舞っていた。

「ちょっ、無視しないで!話だけでもいいから!」

「おーい、リン。こっちこいよ?」

リュウに呼ばれた方に進みたいけど、あの男の人の

視線が気になって仕方がない。