啓太がいなくなったのは、中学を卒業してすぐの3月末。 それから5ヶ月たち、季節はもう暑い夏。 ・・・啓太が大好きな「夏」。 あたしは授業を受けながら、啓太と過ごしたあの夏を思い出していた。 あれは、すごく暑い… 暑い夏の日だった。