でも、否定もできない。 さっきの写真、私は見たことないし。 しかも写真が綺麗。 じゃあ、本当に… 『俺らすごいな!』 奏太は右手を鏡につけ、もう片方の手で鏡を叩く。 『うん、すごい!』 私も奏太の右手に左手を合わせた。 暖かい…。 すごい、この鏡、温もりも感じるんだ…。 こうして、私たちの生活が始まった。