なんだ、君がいた。






家に帰り、奏太と会う。


奏太はいつもと変わらない笑顔で紙を見せた。


『おかえり』


私は笑顔を作って、紙に文字を書いていく。


『ただいま』


『彼氏とデート?』


口元をニヤニヤとさせる。


彼氏、ねぇ。


目の前にいる君が、彼氏なんだよ。


五年後は、分からないけど…。


「~~~~~♪」


家の電話が鳴る。


ソウちゃんからだ。