総「梅の花咲るしたけにさいてちる」

桜「ぷっ・・・」

平「あははははは!へったくそな句!」

思わず噴き出した私。

平助君はお腹を抱えて笑っている。

私は急いで箒を片付けると、彼らの許へ向かった。

桜「ずっとここに滞在していられないね。今頃鬼がそれを探してるよ。掃除もおわったし、ここから離れようか」

私の言葉に総司さんは頷いた。

平助君はきょとんとしている。

桜「ほら、早く行かなきゃ鬼に殺されちゃうy・・・」

土「総司ぃぃぃぃぃぃ!!お前、アレ持ってんだろ!!」

総「持ってませんけど?」

土「とぼけんな!さっき聞こえたんだよ!」

総「うわぁ、地獄耳なんですね、土方さんって」

言い争いをしている間に逃げようと思った私は平助君に耳打ちをすると、2人で逃げだそうとした。