「早くいかないと遅刻だぞ?」







 ・・・何も言わないなら。








 あたし、待つよ。瀬華が話してくれるその日まで。










 今のあたしにとって、瀬華はかけがえのない人だから。










 この世で一番・・・護りたいものだから。









 あたしたちは急いで3Bに向かった。