「私から結生を遠ざける方法!」 「またそんなこと考えてたの長谷川。やめなさいよ」 「そうだぞ長谷川!」 「いや本当に聞いて!本当に!」 一気にテンションが上がってしまった私は二人に強制的に話を聞かせる。 結生はちょうど委員会でいなかった。 「んで、何よ?」 呆れた表情の咲季なんてしったこっちゃない。 私は右手をぐっと握り締めた。 「私に彼氏ができちゃえばいいんだよ!」 親指を立てて手を前に突き出す。