彼は私の金魚。



「爽世様…?どうなさいました?」

「えっ、これは…その…」



私が言葉を迷っていると



「私と離れたくないですか?」



爽がいたずらに笑う。



「そんなことっ…とっとにかくまだ…行かないで。
 私が眠るまで傍にいなさい。」

「かしこまりました。
 子守唄でも歌いましょうか?」

「結構よ!」



爽が後片付けをする物音を子守唄代わりに

私は眠りについた。