彼は私の金魚。




「ふぁぁ…」



自然とあくびが出た。



「お休みになられますか?」

「ええ、そうするわ」

「では、私はこれを片付けておいとましますね。
 少々お待ちくださ…」



待って…まだ、一緒に…



気付くと私は爽の服の裾を掴んでいた。