芽衣子に手を貸して貰いながら服を着る。



「お嬢様は、御坊ちゃまがお好きですか?」

「えっ!?……嫌い…ではないけど…」

「そうですか」



そう言って優しく微笑む芽衣子。



「私の好きな人はですね、
 私よりも年上で考え方が大人で…
 尊敬するところがたくさんある人です。
 その人はですね、私の事も子供扱いするんですよ!
 可愛い妹だって…」