「ねえ、芽衣子?」

「何でしょうお嬢様」

「私ってそんなに子供かしら?」

「どうしてそう思われるのですか?」



不思議そうに芽衣子が問う。



「爽が私を子供扱いするのよ!
 世話を焼くのが嬉しいとか
 ネクタイを結ぶのも上達してきただとか
 さっきだって私の体を自分が拭こうとしていたし…。」