まったく何を考えているの! さすがに爽に体を拭いてもらうなんて… 絶対にないわ! コンコン と扉を叩く音。 「お嬢様、芽衣子です。 入ってもよろしいですか?」 「いいわよ」 「失礼致します。 替えのお洋服とタオルを持って参りました。」 洋服とタオル、温かいお湯の入った容器を 乗せたワゴンを押して 芽衣子が部屋へ入って来た。