鈍感な君へ。


次の日の朝、翔といつものように登校した。
まだ慣れないクラス。
ああ、春の匂いがするなと思った。

「席は〜席は〜?」
翔がスキップをして座席表を見に行き、大声で俺に向かって叫んだ。
「悠斗!1番後ろ!しかも俺ら横!」
まじかよ。俺どんだけこいつと一緒なんだよ。
でも、ニコニコしてる翔にそんなこと言えなくて...
苦笑いでごまかした。


担任は20半ばか後半くらいの女子にすっごい人気な女の先生。
教科は数学らしい。

「あの担任、何歳だ?俺もろタイプ」
なんて言う翔は本当バカだ。


結局1日目での教室は何もなくて、すぐ放課後になった。