鈍感な君へ。


洸太と少ししゃべってたら、向こうから声が聞こえた。
「こうたー!遅くなってごめんねー!」
すごいスピードで走ってきた。

「洸太、遅くなっちゃってごめんね?あ、血がでてる!大丈夫?お姉ちゃんのせいだね、ごめんね!」
その女が洸太に向かって言うと洸太は、
「大丈夫!お兄ちゃんが助けてくれたから!」
パッと俺の方を見た。

ん...?この顔..どこかで...
「あれ?橋本くん?」
その時俺は気づいた。
洸太の名字は田宮だった。
そうだ、こいつは同じクラスの田宮結衣だ。
「田宮...だよね?」