好きじゃないよ

…美青年、がいた。

美青年…。

「あっ、え…、ごごごごごめんなさいっ!」

背伸びするために勢いよく上げた右手が
右側から走ってきた美青年のアソコに直撃した。

ような気がした。

いや、絶対そうだ。

美青年さん「うっ」って苦しそうにしたもんね一瞬。

まだなんか押さえてる。
私のことなんか見えていないみたい。

よし…。

…逃げよう。

…スタスタ、ではなくダダダダダ、と走って教室のドアをガラッと開けた。

「ホッチカチちゃん…、どどどどどうしよう!!」