トイレを終えた私。

あの下半身にあった感覚が消えた。最高。幸せ。

……私って本当に…、悲しい人だな。あはは。

この世界なんて…、トイレなんて…嫌いだっ!

不意にトイレから出たくなった。

トイレにいると孤独感が増すから。

私は一人だ、って実感しちゃうから。

……ま、まだ2ヶ月しか経ってないし!
…きっと、多分これから友達だってできる…ハズ!

「うん、大丈夫」

そう呟いてトイレを出て、背伸びをしようとした瞬間。

ドンッていう鈍い音と右手に変な感触が。

「うっ」

……?

私の声じゃないよ?

瞬きして目を擦ったら美青年がいた。