「そんなバカなっ……月野先生は確かに……「もし、」
月野先生が林道先生の発言にかぶせて言った。
「もしも私が思わせぶりな態度を林道先生に取ってしまったなら謝ります。
…私は彼女が居るという証拠を握ったと言われた時確かに貴女と付き合うと話したかもしれません。」
「ほらやっぱり……「しかし、それは"私の彼女との関係を応援してくれる者としてお付き合いしていただく"という意味だったのです。」
「そんな……」
「私に彼女が居ると知っていたのですから、林道先生と私がお付き合いするという考えはおかしいと思いませんでしたか?」
「林道先生、月野先生の仰る通りですよ。やはりあなたの早とちりでしょう。」
校長先生と教頭先生は納得したように頷いている。


