「…女の子が所持する物です。」 何かテンパって最悪な弁明をしてしまった気がする。 「仲道さんも先生達にチョコ渡そうと思ってたんじゃないの? ずっと居たんでしょ?」 一番近くに居た女子が聞いてきた。 「う………」 困った。気づかれてたのか。 「仲道さんあげないと陽崎先生悲しむよ?」 「え………」 さっきから衝撃的すぎて一語しか声を出せない。 「陽崎先生は仲道さんのこと好きって有名だし。」 陽崎先生…オープンすぎる。