月と太陽の恋模様



午前の授業は終わり、昼休み。




「舞、行ってくる。」




「いってらー」




舞も私の不当な扱いに慣れたのだろう。
以前ほど騒ぎ立てることはなかった。


今日は一体どんな用事なんだろう?




「月野先生いらっしゃいますか?」




「あぁ…月野先生が仲道さんが来たら音楽準備室に来るよう伝えてと言われたわ。」




音楽準備室?先生が?




「そうですか…ありがとうございます。」




不思議に思いながらも私はとりあえず音楽準備室へ向かった。