月と太陽の恋模様



「アイツも来たいって一言も言わないから来るなって言っただけだ。
それでもアイツが来ないなら…それはそれだ。」




「そうね…陽崎なら無理にでも行くって聞かないわよね。」


「アイツは結構馬鹿だから…また変な気遣いしてるんだろうな……」




あの陽崎先生が"来たい"と言わなかった……?




「大丈夫か、仲道?顔色悪いぞ。」




「あ……今日は私、もう帰って寝かせてもらいますね。ご飯は台所にあるので。」




私は竹垣さんの家を出た。