「陽崎先生にも植田にも伝えました。あとは先生だけなんです。」




あぁ…聞きたくない。


俺は仲道にカッコ悪い所しか見せてない。結果は分かりきっている。


最後に俺に話すのも良い証拠だ。




お願いだ、いっそ言わないでくれ。







「私は月野先生が好きです。」




――――…え?




「私、月野先生が好きなんです。私を――わっ…」




俺はベッドから乗り出して仲道に抱きついた。