「本当に陽崎君はお世辞が上手ねー きっと将来、たくさんの女の子を泣かすわよ。」 「今も結構泣かしてます。」 「あらあら……」 先生は陽崎と話すとよく笑う。 皆、アイツと話すとよく笑うんだ。 そうして笑う女子達は――――陽崎の彼女になっている。 「先生も大概の男泣かしてきたでしょ?」 「私はダメね…全然男運がないの。二股されたり告白した人は他に好きな人がいたり。」 「先生ふるとか勿体ねー!」