「陽崎にバレた。」 そう言って月野先生はやって来た。 「優の手料理食ったことあるだと!?しかも毎日会ってるらしいじゃねーか!!ズルい!!」 ずっと月野先生の隣で陽崎先生が怒鳴っている。 「…陽崎先生の分の晩ご飯はありませんよ?」 野菜は人数分しか買っていない。今日は月野先生も一緒にご飯を食べる日だ。仕事が早く終わる日は先生が前日に食材を買ってもってくるのである。