「…休憩しましょうか。」 先生は私の頭にポンポンと手を2、3回乗せ、階段に座っている私の隣に腰をおろした。 「先生はよくここまでして……補習担当を引き受けるなんて偉いですね。」 教師の鏡だ。 「違う。それは違う。」 謙遜しなくても良いのに。