月と太陽の恋模様



「違うよ。私は恋をした時からダメだって分かってたの。」




そんな……




「誰にも言わずに心に留めるだけにしようって2年間以上頑張ったんだけど……ダメだった。」




想いは募るばかり。




「今日ね、償いとして先生に告白したの。」




「償い……?」




「優ちゃんのことでごめんなさいって。
告白もしていないくせに…
自分の気持ちをハッキリと他人に告げることができないくせに…
自分が勝手に優ちゃんに苦手意識を抱いてごめんなさいって。」




だから告白したの、と先輩は小さな声でもう一度呟いた。