月と太陽の恋模様



「竹垣、次から仲道の家の合鍵作ってもっておけ。」




「月野、落ち着け。熱出てるだけだ。」




「優ちゃん凄い好かれようねー」




「うるさい。倒れ込まれて本当に焦った。」




「でも別の意味でもちょっとドキッとしたでしょ?」




「………うるさい。」




「月野が照れてる!」


「超レア!」




―――話し声がする…




「あれ……ここは?」




見慣れない天井が見えた。