月と太陽の恋模様



「はい、いつものお金。」




私はそそくさとドアを開け、相手の手に握らせた。




「仲道?」




あれ…?


どこかで聞いたような…


顔を上げるとそこには月野先生が立っていた。




「あ、先生…」




そこで私の目の前は真っ暗な世界に変わった。




「おい、仲道!仲道!」




遠くで聞こえる幻聴を聞きながら――――…