「俺はずっと仲道が好きだった。お前が勘違いしてただけだろ。」




「でも、酒井先輩のこと好きって聞いたら無言だったじゃん!だから……」




「否定しても無駄だと思ったから答えなかったんだ。どうせ女子は否定すればする程怪しむだろ?」




た、確かに…




「ってことだから先生には負けねー
先生と生徒なんて厳しいだろ。
生徒は生徒と付き合うんだよ。それじゃあ。」




植田は私の手を引っ張って教室から出て行ってしまった。