漸く広い山頂に到着した。 が、 「仲道、……今度は2人で来よう。」 星を見てる場合じゃなかった。 心に余裕がない。 陽崎先生と舞は月野先生の左隣に座り星を眺めて話している。 月野先生は2人に見えないように私の手を握ってきた。 「ちょっと先…」 顔をこちらに向け、口の前に人差し指を立てて合図をする先生。 ………いつにも増して色っぽい……!