「……何で私、なんですか?」 「え?……あぁ……そのことか。」 ずっと聞こうと思っていた。 勉強が出来るわけでも、顔がとりわけ綺麗でもない。 むしろ数学は出来ないし、先生は皆の注目の的。 一体どうして私なんだろう? 「そうだな…明日昼休み。いつもの空き教室で。」 定演も終わったばかりだし……少しだけなら昼練遅れてもいっか…気になるし。