懐中電灯の光を頼りに歩を進める私達。 舞が居るおかげで話題はつきなかった。 山道は狭いので結局月野先生と私。舞と陽崎先生というペアに別れてしまった。 きっと舞は帰りにトレードを申し出るに違いない。 舞は今、陽崎先生と楽しくおしゃべりすることに夢中である。 少し前を歩く私達にもはっきりと声が聞こえている。 「あの、先生…」 「はい、何ですか?」