「……陽崎先生、鍵開けて下さい。」 一体私は今、どんな顔をしているのだろうか? 「あ、あぁ…」 ―――やっぱり陽崎先生の様子がおかしい。 風邪だろうか? 「陽崎先生は職員室で休んでて下さい。鍵は…月野先生に頼みますから。」 少しでも休める時に休んでいた方が良い。