月と太陽の恋模様



「あれ?月野に陽崎、そんな所で何突っ立ってんの?俺の部屋はこっちだぞ?久しぶりだから忘れたか?」




隣のドアが開き、隣の人が顔をひょっこり覗かせた。




「……もしかしてお隣の人とお知り合い?」




私達の様子を見て隣人――竹垣さん――が言った。




「「「生徒です(だ)。」」」




私達3人は声を揃えて答えた。