「何かあったのか?」 「……………写真お願いしたから。」 舞には私が雑用係だということを言っていない。 自分がお願いした写真のために友人がこんなことを押しつけられていると知ったら良い気はしないだろうから。 「写真?」 「月野先生の写メが欲しいと友達に頼まれて……先生にお願いしたんですけど……色々あって…」 「成る程なー」 陽崎先生は私のこんな不器用な説明でも理解してくれた。