はいはいと、ヒサシは返事しただけだった。

――西川が好き

昨日から、その事実が胸の中を支配していた。

何でだろ?

彼女と同い年ぐらいの女はつきあったこともあれば、セックスだってしたこともあるのに。

自分で言うのもなんだが、俺は今の今まで女に苦労したことがない。

俺が笑顔を見せれば女は勝手に落ちたし、口説けば簡単に脚を開いて俺を求める。

けど、今のような状況は初めてだった。

誰かが、俺の心の中にいるこの状況。

一体、どうすればいいのやら。

そう思っていたら、チャイムが鳴り響いた。