私の躰を、まるで商品のように弄んでいる夫。

「奈津、かわいいな」

気持ち悪い!

「別に、我慢しなくてもいいんだよ…!

気持ちいいんだったら、声出せよ…!

ほら」

「――うあっ…!」

気持ちよくなんかない!

痛みだけで、気持ち悪いだけのセックス。

「――もうっ…」

夫が、勝手に果てる。

最奥で、夫を受け止めると言う屈辱。

情けなくて、惨めで……涙がこぼれた。