「(本当にいいんですか…?)」 ショップを出てゆいちゃんは俺を見る。 「(大丈夫だって。 その代わり大切に着てね?)」 ゆいちゃんは頷く。 「(何かお礼させてください!)」 お礼か…。 「(またさ。 空いてるとき言ってね。 また会いたいし。 それで今日のチャラね?)」 ゆいちゃんは頷く。 俺はゆいちゃんを家まで送った。 今日は忘れられない金曜日になりそうだ。