「っ!?」 ゆいちゃんには泣いたあとがあった。 「(どないにしたんや?)」 俺は紙に書き聞く。 ゆいちゃんは首をふるばかりで何も言わない。 その代わり涙が大量に出てくる。 「くそっ!」 俺はゆいちゃんを抱きしめる。 ゆいちゃんは少し震えている。