「届け物をしてくれたいたいけな婦女子に手を出すなど言語道断!!」
「ま、待てなレイ! 俺は別にダイアナには何にも――」
「「嘘つけ!!」」
三人の声がピッタリ揃った。
しかし、当のエルヴィスは首をかしげている。
おかしいなぁ…ピザの子には迫ったけど……ダイアナ?
当然だ。
エルヴィスの“何か”と言えるレベルにいく前にダイアナは落ちてしまったのだ。
彼からすれば、何一つ悪いことはしていない。
しかし――周りからして見ればそれはもう“何かをした”と言えるレベルなのだ。
レイモンドは怒りに口をわなわなと震わせている。
「あなた方……許しませんよ!!」
「俺様たちもか?」
「俺たちこそ何にもしてないぜ!」
言ってみて、ディゼルは自分は何をしたかと考えてみる。
俺は何にもしてない!
なんかずっと誰かに絡んでた気もするけど……誰だっけ?
えーと…
えーっとぉ……
静かに話を聞いてくれていた誰か…
上二人は絶対にない。
レイモンド? も違う気がする…
じゃあ、残るは……



