顔もいっそう赤さを増し、ひっく、としゃくれが出る。
「うー…何しやがったこのヤロ」
口は相変わらずだが、勢いがない。
悔しげにへの字に口を折り曲げるディゼルに、懐かしさを覚える。
「おーおー、昔はちっこくてジュダ兄、ジュダ兄ってついて来てたのによ」
可愛くなくなったなぁーコイツ
ジュダスは胡座をかいて座り、まじまじとディゼルをみる。
「うるせー! 今だって思ってんだぞ! ぜってぇ抜かしてやるって」
そういや…昔、何か勝負をしたりいじったりした時にことあるごとに言われた言葉。
『兄貴なんか、いつかぜったいに抜かしてやるからな!!』
……まだ、覚えてたとは
俺様ですら一切覚えていなかったのに。
「それでも、やらせねぇよ。ディズ」
こちらにも、上の意地というものがある。
ニヤリと笑うジュダスを、ユノはあくまでも静かに見つめる。
しかし、ディゼルは大声で言った。
「いいや! 今は抜かしてる!」
「あ?」



