そして、時は過ぎ――
英国では既に終えたが日本でも成人になったディゼルを、という企画。
単に呑む口実だったのだが、ジュダスは悔いた。
「……俺様は悲しい」
「否定はしません」
ちびりとグラスを傾けるジュダスとレイモンド。
座卓のつまみはあらかた食べ終え、ビールチューハイ発泡酒と次々に缶を空け、せっかくだからジャパニーズの酒! と日本酒に手を出した。
俺様が、悪かった…
普段飲まないせいか、全てがおかしくなった。
二人は、まず左に視線を送った。
「だぁらよ、オメーはどう思うよ? 俺ぁ、仮にも主人だぜ?」
「う、ウム…」
「なのによ、人のどたまをボカボカボカボカ……よ!!」
ダン、とやれば透明な液体がちゃぽちゃぽ鳴る。
完全に目が据わって顔が赤い。管を巻いている。
「絡み酒か……厄介だ」
大声でここにはいない従者の愚痴をくどくど……こうなっては、絡まれるユノも頷くしかない。
だが問題はそれだけじゃない。
視線を右へ移すと――。



