はぁ、と大きくため息をついて野菜炒めを作る。
何でこんなに料理に疎いのが多いな?
ジュダスだってディゼルにああ言ったがうまいほうではない。
インスタントにちょっと足して旨くしたり、お茶漬けへのトッピングのセンスはすばらしい。
が、最初から自分で作ろうとはしない。
ま、味覚は大丈夫だから作ればたぶん上手いんだろうな、兄貴は。
問題は下二人だ。
最 悪。どんぐりの背比べだ。
「主よ、こんなものが」
ずっと食材漁りをしていたユノが何かを持ってきた。
「お、いいのあんじゃねーな」
高級チーズとオリーブ漬け。
これがあればつまみとしては十分な。
「主よ…」
ユノはそれの袋を裏返す。
すばらしい! なんて事な!
明示されていた賞味期限、それは──
ジャスト今日から3年前! なんて偶然だろうな、ユノ!
「って、ふざけんな!! 思わず心でノリツッコミしたじゃねえな!」
「では、ゴミ箱へ」
「当然な!!」



