時は現代・201X年
日本・某所
星が瞬き始めるころ――とあるアパートに数人の男が集った。
「邪魔するぜー」
「お邪魔します」
「どうもな」
「失礼する」
「おう、入っていい――って勝手にもういる!?」
どやどやと入る四人の男は、部屋の主――今日も元気にアホ毛の立ったディゼル――を華麗に無視。
ジュダス、エルヴィス、レイモンド、ユノの四人はめいめいに部屋を見回した。
「思ったより片付いてるのな。不潔じゃなくてよかった」
よしよし、いい感じ
「違いますよ兄さん。飲みがここと聞いて夕べ慌てて片付けたんですよ」
普段は酷いもんです。
付け加えるレイモンドに一発食らわせたいが下の集積用ゴミ箱には大変なものが詰まっている。