エルヴィスは美しいものなら何でも好む。 絵画、音楽、部屋のデザインから調度品、カーテン、アフタヌーンの紅茶の茶葉まで、それこそ何でもだ。 だからといって、部下の顔まで選ぶ訳ではないが、綺麗であるに越したことはない。 女性に関しては言うまでもない。 開かれる宴には、足繁く通い、美しい女性を見つけては声をかけることを忘れはしない。 その先は……まだであると言って置こう。 そんな彼には、誰にも言えない秘密があった。