「えーと・・・なんかゴメン。いきなりトモダチとか図々しいよな。」
「いや。俺なんかでよければ大歓迎だよ。なんか困った事があったらいつでも来てよ。」
俺の顔を伺いながら謝ってきた遊人に、
反射的に出たっ!!
俺の王子様スマイル。
既に身に染み付いている王子様キャラが、この時ほどムカついたことはない。
どうせだからと、乃乃のオンナトモダチと小吉まで加わった大所帯のランチタイム。
あーイラつく。
いっそ、素をさらけ出して、コイツ等全員地獄へ強制送還してやろうか!!
王子様スマイルで弁当を食いつつ、裏ではずっとそんな不穏な思考に囚われまくっていた。