無邪気にブンブンと手を振る乃乃に男が顔を上げて、目があった。
ちょっと驚いたように目を見開いて、続いてぱぁっと笑顔を浮かべた。
「へぇ~!話に聞いた通り、スゴイ美形の彼氏だねぇ。驚いた。」
「でしょ!?律は本当に格好ヨクッテ、優しくて、最高の彼氏さんなのだぁ♪」
「いいね!ラブラブじゃん。」
「うん、いいでしょっ!ラブラブなのーっ」
・・・俺にはオマエらの方がよっぽど仲よさそうに見えるケド?
イラッとしつつも、王子様の笑顔を浮かべて見せる。
「お世辞でも君みたいなヒトに言われるとウレシイね。君こそ噂になってるけどね?イケメン転校生・・・噂以上みたいだけど。」
「わぁ♪それこそお世辞でもウレシイな。王子様にそういってもらえると、自信つく!アンガト」
性格もイイとか・・・
益々気に入らねぇ。


